長かった夏休みも、気づけば終わりを迎えます。
振り返ってみると、「あっという間だった」と感じるご家庭も多いのではないでしょうか。
青雲学舎でも、この夏は生徒たちが本当によく頑張ってくれました。
特に大切にしてきたのが、これまで学校で学んだ内容の「復習」です。
実際に復習を進めてみると、
「前に習ったはずなのに忘れている」
「そのときはできていたのに、今やると解けない」
という場面がたくさんありました。
一度理解した内容でも、使わなければ少しずつ忘れていきます。
だからこそ、夏休みにもう一度思い出し、問題を解き直し、自分で使える状態に戻しておくことが大切です。
学習研究でも、ただ読み直すだけではなく、小テストや問題演習を通して「自分の頭から思い出す」学習が、長期的な定着につながることが分かっています。
実際に、222の研究、48,478人の学習者を分析したメタ分析でも、小テストなどを取り入れた学習には学力向上への中程度の効果が確認されています。(PubMed)
学校の勉強は、以前習った内容の上に新しい内容が積み重なります。
数学では、計算が不安定なままだと方程式や関数でつまずきやすくなります。
英語でも、単語や基本文法が抜けたままでは、新しい文法や長文読解が苦しくなります。
夏休みに復習しておくことは、新学期の授業をスムーズに受けるための準備でもあります。
一方で、子どもたちの学校外での勉強時間は減少傾向にあります。
文部科学省の令和7年度「全国学力・学習状況調査」でも、小学生・中学生ともに、令和3年度以降、学校の授業時間以外の勉強時間は平日・休日のいずれも減少傾向にあることが示されています。(文部科学省)
さらに令和6年度の保護者調査では、中学生の学校がある日の平均的な過ごし方について、令和3年度と比べて、勉強時間は1時間34分から1時間23分に減少。一方で、テレビゲームは1時間26分から1時間48分、スマートフォンは1時間36分から1時間56分に増えています。(文部科学省)
もちろん、スマホやゲームを完全に否定する必要はありません。
大切なのは、一日の中に「勉強する時間」がきちんと残っているかどうかです。
スマホやゲームは自然と始められても、勉強はなかなか始められない子も少なくありません。
だからこそ、「勉強しなさい」と言い続けるだけではなく、勉強できる環境をつくることが大切です。
たとえば、夕食前の30分は勉強する、決まった時間にスマートフォンを置く、家で難しければ塾の自習スペースを使うなど、勉強することが当たり前になる仕組みを作ることも有効です。
もし「夏休み、あまり勉強できなかった」と感じても大丈夫です。
過ぎた時間は戻りませんが、これからの時間の使い方は変えられます。
夏休み明けのテストは、この夏に何が身につき、どこが不足しているかを確認する大切な機会です。
夏休みが終わることは、勉強の一区切りではありません。
この夏に頑張れた子も、思うように頑張れなかった子も、ここからまた次の目標に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。
青雲学舎では、復習・テスト対策・学習習慣づくりを一人ひとりに合わせてサポートしています。
お気軽にご相談ください。
参考資料
文部科学省「令和7年度全国学力・学習状況調査」
文部科学省・国立教育政策研究所「令和6年度全国学力・学習状況調査 経年変化分析調査」
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